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矯正治療

マウスピース矯正中にお酒は飲める?飲み会での過ごし方や気を付けるべきポイントを解説

マウスピース矯正を始める方にとって、お酒の制限は気になるポイントかもしれません。普段から飲み会に参加する機会が多い方は、マウスピース矯正治療中の注意点や対策を事前に知っておくことが重要です。今回は、マウスピース矯正中にお酒が与える影響や、飲み会の前後に気を付けるべきポイントについて詳しく解説します。

1. マウスピース矯正中にお酒は飲んでも大丈夫?お酒の影響と制限について

結論からお伝えすると、マウスピース矯正中にお酒を飲むこと自体は可能です。しかし、お酒の種類や飲み方によっては、マウスピースや口腔内に影響を与える場合もあります。お酒の影響と制限について、注意すべきポイントを以下に解説します。

①マウスピースを装着したままの飲酒は避ける

マウスピースを装着したまま飲酒すると、口腔内の衛生状態が悪化する原因になります。飲み会では、食事やお酒を飲む時にマウスピースを外し、飲み終わったら清潔な状態で再度装着することを心がけましょう。
※1日20時間以上の装着が必要です。

②着色しやすいお酒に注意

ワインやカクテルなど色の濃いお酒は、歯やマウスピースが着色する原因となることがあります。特にマウスピースは透明であるため、歯面に付着したワインなどの色素が再度装着したマウスピースに移ることもあります。色の濃いお酒を飲む際は、飲んだ後に口をゆすぐなどの工夫をすると良いでしょう。

③糖分の多いお酒に注意

カクテルや甘いリキュールは糖分が多く、むし歯の原因となることがあります。矯正治療中にむし歯になると矯正治療期間が長引く原因となるため、糖分の多いお酒は避けるか、飲んだ後に歯磨きをするなどの対策を取りましょう。
 

 

2. マウスピース矯正中の飲み会前の準備と飲み会での過ごし方のポイント

飲み会に参加する前には、いくつかの準備をしておくと安心です。飲み会中もできるだけリスクを抑え、矯正治療をスムーズに進めるために意識するポイントを解説します。

①飲み会前にマウスピースを外す

飲み会に限らずですが、食事や飲み物を摂取する際は、マウスピースを外す必要があります。事前にマウスピースを外すことを忘れないようにしましょう。

②マウスピースケースを持参し、外したマウスピースを保管する

マウスピースを外す場面では、専用のケースを持参しておくと便利です。外したままナプキンやティッシュに包むと、うっかり捨ててしまう危険性があるため、必ずケースに保管しましょう。

③忘れずに水分補給をする

お酒を飲むと口が乾きやすくなり、唾液による自然な洗浄作用が低下するため、口腔内の健康にも悪影響が及ぶ可能性があります。お酒と合わせて水を飲むことで、口の中を潤し、飲み物による汚れを流す効果が期待できます。

④着色しやすい食べ物や飲み物は避ける

飲み会の食事内容によっては、着色の原因となる食べ物(カレー、醤油ベースの料理など)や飲み物(赤ワイン、コーヒー)も提供されることがあります。こうした食べ物や飲み物はなるべく避けるか、食べた後に口をゆすぐようにしましょう。

⑤飲み会の途中で5分程度マウスピースを装着する

2時間程度の飲み会の場合は2時間ずっと外しっぱなしではなく、途中トイレで5分程度装着して、また外して戻るなど工夫をすると後戻りが少なく、治療計画通りに進むことが期待できます。

⑥食事が終わったらすぐにマウスピースを装着する

マウスピースを外すのは1回につき1時間に納める必要があるため、可能であれば、飲酒や食事が済んだ後は早めに装着するようにしましょう。
 

 

3. マウスピース矯正中に飲み会後に気を付けるポイント

飲み会が終わった後に注意すべきポイントを以下に解説します。

①飲み会後は必ず歯磨きとフロスを行う

お酒や食べ物を摂取した後は、必ず歯磨きを行い、フロスで歯と歯の間に残った汚れをしっかりと取り除きましょう。特に糖分や酸を含む飲み物を飲んだ場合は、むし歯のリスクが高まるため、念入りな口腔ケアが必要です。

②マウスピースを清潔に保つ

外したマウスピースが汚れている場合は、再装着する前にしっかりと清掃しましょう。水で軽くすすぐだけでも汚れの除去に役立ちますが、専用の洗浄剤を使うとより清潔な状態を保つことができます。

③マウスピースの着色予防策

飲み会で着色しやすい飲み物や食べ物を摂取した場合は、帰宅後にすぐにマウスピースを洗浄しましょう。透明度を保つため、専用の洗浄剤での毎日の洗浄や、月に数回程度の徹底的なクリーニングを行うこともおすすめです。

④飲み会後のケア習慣を確立する

飲み会後には、歯磨きやマウスピースの清掃を行う習慣をつけておくことで、矯正治療中の口腔内環境を清潔に保てます。特に外出先での飲み会後は、帰宅してからすぐにケアできるよう準備しておくとスムーズです。外出先でのケアが難しい場合は、帰宅後に時間をかけて丁寧にケアしましょう。
 

 

まとめ

マウスピース矯正中にお酒を楽しむことは可能ですが、いくつかのポイントに気を付けることが大切です。
お酒の種類や飲み方に配慮し、飲み会の前後にしっかりとしたケアを行うことで、マウスピースや口腔内を清潔に保ちながら矯正治療をスムーズに進めていきましょう。
マウスピース矯正中のお酒に関する疑問や、ケア方法に関する相談がある場合は、熊本上通矯正歯科クリニックにご相談ください。
 

 

監修:熊本上通矯正歯科クリニック
院長:村上政敏

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