マウスピース矯正は「目立ちにくい」矯正方法として多くの方に選ばれています。実際に装着してみると「思ったより目立つ」と感じる方も少なくありません。その原因は、マウスピースの透明度、装着時の汚れ、アタッチメントの影響などさまざまです。目立つと感じる原因を理解し、適切な対処をすれば、より自然な見た目を実現できる可能性があります。
今回は、マウスピース矯正が目立つと感じる理由や目立ちにくくする工夫、注意すべきNG行動について解説します。
1. マウスピースが目立つと感じる理由
マウスピース矯正は目立ちにくい治療法ですが、「目立つ」と感じる理由は主にマウスピースの清掃不足のことが多いです。
以下に、その主な理由を解説していきます。
①マウスピースの透明度の変化
マウスピースはもともと透明ですが、コーヒーや紅茶、ワインなどの飲み物による着色、長期間の使用による曇りや細かな傷やマウスピースの清掃不足によって、透明度が低下することがあります。
②アタッチメントの影響
マウスピース矯正では、歯に「アタッチメント」と呼ばれる小さな突起をつけることがあります。これは歯の動きを助ける役割を持っていますが、歯の色と若干異なるため、近くで見ると目立つことがあります。また、前歯にアタッチメントがつくと目立ちやすかったり、アタッチメントの数が多いと、マウスピースの存在が強調され、目立つと感じることがあります。
③口元の違和感や発音の変化
マウスピースを装着すると、わずかに口元が膨らんで見えることがあります。また、最初は発音に影響が出ることもあり、気になってしまう方もいます。
④マウスピースが適切にフィットしていない
マウスピースがしっかりとフィットしていないと、隙間ができてしまい、その部分が白く光って目立つことがあります。
正しく装着出来ていなかったり、歯の形や動きに合っていないと目立つことがあります。
2. マウスピース矯正装置を目立たなくするための工夫
マウスピース矯正をより目立ちにくくするために、原因を理解し、適切な対策を取ることで改善できることがあります。
①マウスピースの清掃を徹底する
透明度を維持するため、マウスピースは毎日しっかりと清掃することが大切です。
マウスピース専用のクリーナーや洗浄剤を使用し、歯ブラシで強くこすらず、やさしく洗いましょう。また、水や専用のクリーナーを使用し熱湯は使用しないようにしてください。
②飲食時の着色汚れに注意する
食事や飲み物による着色を防ぐために、飲食時はマウスピースを外す習慣をつけましょう。
水以外の飲み物を飲むときはマウスピースを外し、食後はすぐに歯磨きをし、着色を防ぎましょう。
③マウスピースのフィット感を調整する
マウスピースがしっかりフィットしているか確認し、ずれが気になる場合は歯科医師に相談しましょう。
装着時にしっかり押し込み、「チューイー」と呼ばれる補助器具を使用することで密着度を上げることができます。
3. マウスピース矯正装置が目立つと感じてもやってはいけないNG行動
マウスピース矯正が目立つと感じたときに、間違った対応をすると矯正の効果が低下したり、歯の健康に悪影響を及ぼしたりする可能性があります。以下のNG行動を避けることが重要です。
①マウスピースの装着時間を短縮する
マウスピースが目立つのが気になるからといって、装着時間を短くするのは矯正の効果に悪影響を及ぼします。
矯正治療は1日20時間以上、可能であれば22時間以上の装着が推奨されています。
装着時間が短いと歯が正しく動かず、治療期間が延びる可能性があるため、装着時間はしっかり守りましょう。
②着色汚れを落とすために漂白剤を使用する
マウスピースの黄ばみを取るために、漂白剤や強力な洗剤を使うのは避けましょう。漂白剤はマウスピースの材質を劣化させます。また、細かい傷が増えて、かえって着色しやすくなることもあるため、漂白剤の使用は避けましょう。
③マウスピースを熱湯で洗浄する
マウスピースの汚れを取るために、熱湯で洗うのはやめましょう。マウスピースは高温で変形してしまうため、歯にフィットしなくなってしまいます。
4. 熊本市の歯医者 熊本上通矯正歯科クリニックのマウスピース矯正について
熊本市の歯医者、熊本上通矯正歯科クリニックではマウスピース矯正治療の「インビザライン」、「キレイライン矯正」を行っています。
インビザライン
目立ちにくく、全体の歯並びを整えられるマウスピース矯正です。軽度から重度まで幅広い歯並びの症例に対応しています。
キレイライン矯正
前歯部分を対象とした矯正装置で、短期間で治療費を抑えて治療を進めることができます。
また、ホワイトニングジェルが付属しており、矯正治療のマウスピースを利用してホワイトニングができる点が特徴です。
さらに、熊本上通矯正歯科クリニックでは上記マウスピース矯正以外にも以下の治療を提供しています。
理想的なEラインをつくる「口ゴボ治療」
口元の突出感を改善し、横顔を整えるためのワイヤー矯正です。
歯の裏側に器具を装着して行う「ブラーバ」
アメリカ発のワイヤー矯正で、目立ちにくい装置を用いて比較的短期間で歯並びを整えます。
お子様向け治療プログラム「キレイラインKIDS」
最短1年で混合歯列期の歯並びの改善や悪習癖の改善を行い、理想的な永久歯列期を実現させる為の土台作りをします。
熊本上通矯正歯科クリニックではカウンセリングを大切にしており、患者様一人ひとりのお悩みやご希望をじっくり伺いながら、治療法を提案いたします。
まとめ
マウスピース矯正は目立ちにくい治療法ですが、光の反射やマウスピースの汚れ、唾液などの影響で目立つと感じる場合もあります。マウスピースの清掃やフィット感の確認、装着時間を守ることで目立ちにくさを保つことが可能です。一方で、頻繁に装置を外したり自己判断で調整するなどのNG行動は、矯正効果を損なうリスクがあります。
熊本でマウスピース矯正を検討している方は、熊本上通矯正歯科クリニックにご相談ください。
監修:熊本上通矯正歯科クリニック
院長:村上政敏